私はこの夏、主人の仕事の関係で夏休みのほとんどをドイツで過ごしました。
海外ですから、日本と異なる慣習みたいなものがあります。
本日は、新幹線についてです。
ドイツ旅行で欠かせない長距離鉄道「ICE」。 高速で快適、車内も広く、子ども連れでも使いやすい移動手段です。
しかし、日本と大きく異なる点があります。
座席指定をしていても、普通に知らない人が座っている。
初めて乗る日本人にとっては衝撃。 特に子ども連れだと、指定席が使えないと一気に疲れが倍増します。
本記事では、実際にカズキ家が遭遇したトラブルを踏まえ、 「どう対処すればいいか」「座席はどう取れば安全か」「当日の動き方」 まで、初めてでも安心して乗れるようにまとめて解説します。
ICEでは座席指定でも座られるのは“普通”
日本では指定席=誰も座らないものですが、ドイツは違います。
- 空いていればとりあえず座る文化
- 短距離利用者が「ちょっと座らせて」と気軽に座る
- 予約表示が遅れて点灯することがある
- 指定席の価値をそこまで重く見ていない
つまり、指定席でも“本当に予約者が来るまで”座られる可能性が高いのです。
実際にあったトラブル(我が家の体験談)
家族4人分の座席を事前に指定し、余裕をもって乗車。 ところが、着いてみると、指定席4席全てに知らない男女が着席していました。
すぐにどいてもらえると思い声をかけると、返ってきたのはまさかの一言。
「次の駅まで座らせてほしい」
こちらは子ども連れで大荷物。待てる状況ではありません。 しかし相手はまったく悪びれる様子もなく、堂々と座り続けます。
調べてみると、これはドイツでは“よくある光景”。 文化の違いを知っていなかった私たちは、かなり驚きました。
「I have a reservation」でOK。強い心で伝えるべき
結論、遠慮せずにはっきり主張することが最も重要です。
ドイツでは、主張しない=必要ない、という感覚。 言えば必ずどいてくれるので心配はいりません。
“I have a reservation. This is my seat.”
この一言で100%解決します。
ポイントは、
- 短く
- ゆっくり
- 低めの声
これだけで、ドイツ人は即座に席を空けてくれます。
実際に使えるフレーズ集
- I have a reservation.(予約があります)
- This is my seat.(ここは私の席です)
- Could you please move?(席を移動してください。)
- We are traveling with kids.(子ども連れです)
トラブルが起きたら遠慮しないこと。 これはドイツ旅行で最も重要なポイントです。
なぜ座られるのか?ICEの「指定席文化」
そもそも、なぜ指定席でも座られるのか? 理由はドイツ鉄道の仕組みと文化にあります。
- 指定席は「絶対席」ではなく“追加料金サービス”
- 予約しない人の方がむしろ多い
- 予約表示がギリギリになって点灯することが多い
- 短距離乗車は座れればラッキー、という感覚
つまり、席を守る文化よりも、席を使い回す文化なのです。
反対に、日本人は遠慮してしまうため、席を奪われたまま泣き寝入りするパターンが多発します。
子ども連れは絶対に座席指定すべき|おすすめの取り方
ICEに子ども連れで乗る場合、座席指定は必須です。 指定していないと、本当に立つ可能性があります。
座席予約は、DB Navigator(公式アプリ)が最も確実かつ便利。
おすすめ設定
- ファミリーゾーン(Familienbereich) 子連れ優先エリアで、雰囲気がマイルド
- 向かい合わせ4席(ボックス席) 子どもの飲食・遊びやすさが段違い
- Quiet Zone(静音車両)は避ける 子どもが声を出すと注意されます
- 車両中央寄り 連結変更や乗降時に混雑が少ない
また、ICEは途中で車両が切り離されることがあり、 端の車両にいると移動が必要になるケースもあります。
そのため、どの便でも車両中央に近い座席を取るのが安定です。
ICEは遅延・ホーム変更が日常。アプリ確認は必須
ドイツ鉄道は良くも悪くもダイナミック。 時間の変更、ホーム変更がとにかく多いです。
- 5〜10分遅れは日常茶飯事
- 30〜60分の遅延も珍しくない
- 直前でホーム変更が発生
- アナウンスは基本ドイツ語のみ
唯一の確実な情報源が、DB Navigatorの通知です。
実際のホーム変更例
予定:Gleis 12 → 発車5分前に:Gleis 5へ変更
このようなことが普通に起こります。
子ども連れだと荷物も多いため、ホームを間違えるとリカバリーが大変。 必ず、
「アプリ確認 → ホーム移動」の流れを習慣にする
ことをおすすめします。
困ったら駅員に相談するのが一番早い
どうしても席が空かない場合や、相手が動かない場合は、 駅員さんを呼ぶのが最も確実です。
ドイツの駅員さんは想像よりずっと親切で、 子ども連れだと特に優しく対応してくれます。
言うべき英語はこれだけ:
“There’s someone in our reserved seat.”
これで即対応。 車掌さんがその場で席を確認し、状況を解決してくれます。
状況によっては別の席を案内してくれたり、 空きのある車両に誘導してくれることもあります。
子ども連れICE利用の追加Tips
せっかくなので、実際に乗って感じた「小ワザ」も載せておきます。
① 車内販売は現金 or クレカが確実
ドイツではキャッシュレスが普及しているものの、車内ワゴンは決済端末が調子悪いことがしばしば。 クレカが通らない時のために、少し現金を持っておくと安心です。
② トイレは意外と広い
ベビーカーごと入れるサイズで、オムツ替え台もあります。 ただし清掃状況は便によって差があるので、早めに済ませておくのが吉。
③ 1等席はゆとりが違う
子ども連れだと、1等の静かさと席幅はかなり助かります。 予約料金もそこまで高くないため、長距離区間なら検討の価値あり。
まとめ|ICEは最高の移動手段。文化さえ知ればストレスなし
- 指定席でも座られるのは普通
- 「I have a reservation」で堂々と伝える
- 座席指定は必須(アプリで取る)
- 遅延・ホーム変更は日常→アプリ確認が命
- 困ったら駅員さんに相談
- ファミリーゾーンやボックス席が最適
文化の違いを理解しておくだけで、ICEはとても快適な移動手段になります。 子ども連れでも安心して利用できるので、ドイツ旅行の際はぜひ活用してみてください。

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