ロサンゼルス(以下LA)での移動に、シェアスクーター(Lime/Bird等)とUberを実際に使いました。日本と比べて自由度が高い一方で、守るべきルールやコツも多く、使い方次第で旅の効率が大きく変わります。この記事では、私の体験と、これから使う人が困らないための具体的ポイントをまとめます。
目次私の印象(日本との違い)シェアスクーターの使い方・街のルールUberの使い方とLAXの乗り場比較表:Uber vs タクシー vs シェアスクーター観光での活用シーン例安全・節約のコツ(初心者向け)FAQまとめ
私の印象(日本との違い)
- 自由度が高い:スクーターは専用ポートに限らず、指定可能エリア内での駐輪が基本。日本のような厳格な駐輪区画に縛られにくい。
 - 配車が速い:Uberはアプリで到着予測が見え、キャッシュレスで完結。タクシーを探す手間がほぼゼロ。
 

シェアスクーターの使い方・街のルール
アプリで近くの車体を探して解錠→目的地付近で返却という流れ。料金は初乗り+分課金が一般的です。LA郡は歩道走行を禁止し、駐輪は通行の妨げにならない場所に立てることが求められます(自転車ラックや歩道の家具帯など)。
- 走行:車道の自転車レーンや指定ルートを利用。歩道は不可。
 - 駐輪:横断歩道口・車椅子スロープ・私有地入口を塞がないように。
 - 年齢:アプリ規約で18歳以上など条件あり(要免許確認のサービスも)。
 
注記:LA郡消費者・事業局は「駐輪は家具帯(Landscape/Furniture Zone)など、通行を妨げない場所」を推奨しています。歩道走行はカリフォルニア州全域で原則禁止と案内されます。最新ガイドは郡の「E-Scooter & Bicycle Parking Guide」等を参照。
Uberの使い方とLAXの乗り場
アプリで行き先を入力→車種と料金目安を確認→配車。中心部では数分で到着することが多く、家族連れでも使いやすいです。
- LAX到着時:到着階から無料シャトルでLAX-itへ移動し、そこでUber/Lyftに乗車するのが現行運用。
 - 深夜帯でも運行しており、案内サインに従えば迷いにくい。
 - 空港外・市内のホテル間移動でも安定して拾える。
 
メモ:LAXはカーブサイドでのライドシェア乗車を原則禁止し、LAX-itへ集約しています。アプリの指示に従えば乗り場までの案内が表示されます。

比較表:Uber vs タクシー vs シェアスクーター
| 手段 | 向いている場面 | 料金感 | メリット | 注意点 | 
|---|---|---|---|---|
| Uber | 空港↔市内、家族・荷物多い時 | 動的(渋滞・需要で変動) | 配車が速い/キャッシュレス/アプリで安全情報 | ピークで高騰、空港はLAX-it経由 | 
| タクシー | ホテル前で即乗り、固定料金エリア | 概ね距離時間制 | アプリ不要/ドライバーが土地勘 | 捕まりにくい時間帯あり | 
| シェアスクーター(Lime/Bird等) | ダウンタウン内・短距離観光 | 初乗り+分課金で安め | 機動力抜群/渋滞無縁/楽しい | 歩道走行NG/ヘルメット推奨/雨風に弱い | 
観光での活用シーン例
- ダウンタウン周遊:ウォルト・ディズニー・コンサートホール → ブロード美術館 → グランドパーク(スクーター)
 - 海沿い:サンタモニカ桟橋 → ベニスビーチ(自転車レーン多く快適)
 - 夜の移動:ハリウッド通り周辺はUberでサクッと(治安と駐輪を考慮)
 
安全・節約のコツ(初心者向け)
- 初回プロモを活用:配車/スクーター双方に初回クーポンがある場合あり。
 - ヘルメット推奨:事故時のリスク低減。レンタル/折り畳み携帯も検討。
 - 禁止エリアに注意:学校周辺・公園・ビーチ遊歩道は規制がかかる場合あり。アプリの地図で確認。
 - 終点は明るい場所:夜間は人通り・照明のある場所で駐輪/乗降。
 - 家族はUber併用:子ども連れ・荷物が多い時は無理せず配車に切替。
 
法令・ルールに関する注意
・カリフォルニア州は歩道でのスクーター走行を禁止。
・LA郡は通行の妨げにならない駐輪(家具帯・自転車ラック等)を推奨。
・LAXではLAX-itでのライドシェア乗車が基本。
※本記事は体験に基づく一般的情報です。最新の規則は公式案内をご確認ください。

FAQ
Q. “LUUM”って現地のサービス?
A. 筆者は“LUUM”と記憶していましたが、LAではLime/Bird等が一般的です。日本の「LUUP」と名称が似ているため、混同の可能性があります。アプリストアで現地対応のサービス名を確認しましょう。
Q. スクーターはどこに返せる?
A. アプリ上の返却可能エリア内。横断歩道口やスロープ、店舗の出入口は塞がないこと。
Q. 空港からホテルはUberで OK?
A. OK。到着後は無料シャトルでLAX-itへ移動して配車を呼ぶのがスムーズです。
まとめ
LAは「移動の自由度」が高い都市。シェアスクーターで短距離を軽快に、Uberで中長距離と空港移動を効率化するのが、コスパ・時短の両面で最適解でした。ルールを守りつつ安全第一で使いこなせば、観光そのものがもっと楽しくなります。

  
  
  
  
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